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特集 外科医のための癌免疫療法―基礎と臨床
臨床編
大腸癌における免疫療法
Immunotherapy for colorectal cancer
奥野 清隆
1
,
杉浦 史哲
1
,
助川 寧
2
,
井上 啓介
1
Kiyotaka OKUNO
1
1近畿大学医学部外科
2近畿大学腫瘍免疫等研究所
pp.934-940
発行日 2013年8月20日
Published Date 2013/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104678
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【ポイント】
◆大腸癌は増殖速度が緩徐で免疫原性の高いものが多く,腫瘍局所にリンパ球浸潤の強い大腸癌は予後良好である.
◆抗体は抗VEGF抗体,抗EGFR抗体のみでなく,エフェクターT細胞の活性増強の抗体(抗CTLA-4抗体,抗PD-1抗体)が今後,期待されている.
◆ペプチドワクチンは多種カクテルの臨床効果が高く,ペプチド免疫応答性と予後が相関する傾向が強い.
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