Japanese
English
臨床研究
痔核に対する2つの治療方法についての比較検討―硬化療法 vs. 手術療法
Comparison of the results of sclerotherapy with surgical treatment for hemorrhoids
矢野 孝明
1
,
浅野 道雄
1
,
田中 荘一
1
,
矢野 義明
1
,
川上 和彦
1
,
松田 保秀
1
Takaaki YANO
1
1松田病院肛門外科
キーワード:
結紮切除術
,
痔核
,
硬化療法
,
満足度
Keyword:
結紮切除術
,
痔核
,
硬化療法
,
満足度
pp.1449-1451
発行日 2012年11月20日
Published Date 2012/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104361
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要旨
【目的】痔核に対する硬化療法であるALTA治療は,手術治療に遜色ないほどの良好な治療成績が報告されている.しかし,ALTA治療の観察期間は短期間であったので,今回,ALTA,手術治療のそれぞれ施行から4年後の治療成績を明らかにするためにアンケートを用いて前向き研究を行った.【対象】2007年に内痔核に対してALTA硬化療法または手術治療を施行した74例を対象とした.【結果】患者の満足度は,手術治療のほうがALTA治療に比べて有意に優れていた.【結論】より長い期間の治療効果を期待するのであれば,ALTA治療に比べて手術療法のほうが適していると思われた.
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