Japanese
English
臨床研究
腹腔鏡補助下胃全摘術の検討―短期成績と医療経済面からみた開腹胃全摘術との比較
Evaluation of laparoscopy-assisted total gastrectomy: comparison of short-term outcomes and costs with open total gastrectomy
右田 和寛
1
,
高山 智燮
1
,
榎本 浩士
1
,
田仲 徹行
1
,
伊藤 眞廣
1
,
中島 祥介
1
Kazuhiro MIGITA
1
1奈良県立医科大学消化器・総合外科
キーワード:
腹腔鏡補助下胃全摘術
,
短期成績
,
医療経済
Keyword:
腹腔鏡補助下胃全摘術
,
短期成績
,
医療経済
pp.1443-1448
発行日 2012年11月20日
Published Date 2012/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104360
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要旨
【目的】腹腔鏡補助下胃全摘術(LATG)を短期成績と医療経済面から開腹胃全摘術(OTG)と比較検討した.【対象と方法】当科で同期間に施行したLATG 20例とOTG 15例を比較した.【結果】LATG群で手術時間は長く,出血量は少なかった.排ガス開始日や歩行開始日,持続硬膜外麻酔期間はLATG群で短かった.術後在院日数では差を認めなかった.手術請求額はLATG群で高額であったが,入院総請求額は同等であった.LATG群で手術経費は高額であったが,手術請求額との差額は同等であった.【考察】LATGはOTGと比べて低侵襲であり,経済面においても不利益とはならず,有用な術式であると考えられる.
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