ポイント画像で学ぶ腹腔鏡下低位前方切除術・5【最終回】
直腸の切離・吻合操作
長谷川 傑
1
,
篠原 尚
2
,
松末 亮
1
,
大越 香江
1
,
山田 理大
1
,
河田 健二
1
,
川村 純一郎
1
,
坂井 義治
1
1京都大学大学院医学研究科外科学講座消化管外科分野
2虎の門病院消化器外科
pp.676-684
発行日 2012年5月20日
Published Date 2012/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104077
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■はじめに
さて,5回にわたり続けてきた連載も今回で最終回である.直腸の切離・吻合操作は「縫合不全」という直腸低位前方切除で最も厄介な合併症に直結するので,外科医として神経を使う部分である.われわれも初期には縫合不全に悩まされた時期もあったが,様々な努力・工夫によって,その発症率を減少させることが可能となった.
本稿では,できるだけストレスが少なく直腸の切離・吻合が行えるように,われわれが行っている工夫を紹介する.
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