Japanese
English
特集 「切除困難例」への化学療法後の手術―根治切除はどこまで可能か
胃癌に対する化学療法後の手術
Salvage surgery for stage Ⅳ gastric cancer followed by chemotherapy
石神 純也
1
,
有上 貴明
1
,
内門 泰斗
1
,
喜多 芳昭
1
,
上之園 芳一
1
,
奥村 浩
1
,
松本 正隆
1
,
帆北 修一
1
,
夏越 祥次
1
Sumiya ISHIGAMI
1
1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科腫瘍制御学消化器・乳腺・甲状腺外科
pp.26-30
発行日 2012年1月20日
Published Date 2012/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103901
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【ポイント】
◆化学療法後の手術後に再燃のリスクが高い症例は,組織学的な非奏効例,肉眼型が4型,遠隔病変として腹膜播種であった.
◆CR症例であっても切除標本内には遺残腫瘍がみられるため,腫瘍の除去に外科治療は有効である.
◆術後化学療法から解放された無再発症例を7例経験し,手術介入の意義が確認できた.しかし,介入の時期や切除範囲,術後の治療内容について明らかにするためには,さらなる症例の集積が必要である.
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