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特集 悪性腫瘍の術中病理診断を効果的に活用する―どこを検索すべきか,どう対応すべきか
消化管間質腫瘍(GIST)
Gastrointestinal stromal tumors-histological diagnosis by frozen sections
神田 達夫
1
,
廣田 誠一
2
,
石川 卓
3
,
金子 博
4
,
畠山 勝義
1
Tatsuo KANDA
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器・一般外科学分野
2兵庫医科大学病院病理部
3新潟大学医歯学総合病院腫瘍センター
4長岡西病院病理部
pp.450-453
発行日 2011年4月20日
Published Date 2011/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103500
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【ポイント】
◆GISTの診断にはKIT免疫染色を必要とする.時間に制約がある術中病理診断では,組織学的確定診断を得ることは難しい.
◆GISTの手術は,腫瘍の組織学的悪性度にかかわらず,臓器温存を図った腫瘍摘出術が推奨される.
◆GIST疑診例のなかには,胃癌や卵巣癌,カルチノイドなどが含まれる.上皮性悪性腫瘍との鑑別に術中病理診断は有用である.
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