Japanese
English
特集 悪性腫瘍の術中病理診断を効果的に活用する―どこを検索すべきか,どう対応すべきか
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)
Utility of intraoperative cytology and frozen section histology in IPMN
森 泰寿
1
,
大塚 隆生
1
,
河野 博
1
,
永吉 洋介
1
,
堤 宏介
1
,
安井 隆晴
1
,
高畑 俊一
1
,
中村 雅史
1
,
水元 一博
1
,
田中 雅夫
1
Yasuhisa MORI
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科
pp.444-448
発行日 2011年4月20日
Published Date 2011/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103498
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆膵悪性疾患の外科治療において過不足ない手術を行うために術中病理診断が担う役割は大きい.
◆当科では膵癌,膵管内乳頭粘液性腫瘍(intraductal papillary mucinous neoplasm:IPMN)の手術の際には開腹後に術中腹腔細胞診と膵断端の術中迅速組織診断を行っている.
◆IPMNでは約9%に通常型膵癌を合併するため,術中膵管洗浄細胞診を施行している.これにより,術前画像で指摘できなかった微小膵癌を診断できることがあり,予後の改善が期待できる.
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.