ひとやすみ・70
研究会を引き継ぐ
中川 国利
1
1仙台赤十字病院外科
pp.323
発行日 2011年3月20日
Published Date 2011/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103463
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- 文献概要
馬齢を重ね,はからずも24年間も継続している研究会の会長職を委託された.研究会には仙台市内の外科勤務医が年に2回集まり,特定のテーマを設けては忌憚のない意見を交換してきた.市内の各病院には学究的な外科医が多く,研究会では厳しい意見も飛び交った.しかしながら,研究会終了後の懇親会では病院の垣根を越えて大いに盛り上がった.
しかし,発会当時の熱血漢の外科医はすでに退職し,テーマもマンネリ化し,参加者はジリ貧状態であった.研究会の世話人を引き継ぐにあたって,まずは参加者を集めることが責務であった.特に,役職の熟年外科医ばかりが参加し,若手医師が研究会に冷めていることが問題であった.そこで,ある企画を思い立った.
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