GM Group Dynamics・1【新連載】
【座談会】僕たちのルーツ、引き継ぐべきDNAとは?
酒見 英太
1
,
藤本 卓司
2
,
平島 修
3
,
川島 篤志
4
,
上田 剛士
5
,
高岸 勝繁
6
1洛和会京都医学教育センター
2耳原総合病院救急総合診療科
3徳洲会奄美ブロック総合診療研修センター
4市立福知山市民病院総合内科
5洛和会丸太町病院救急・総合診療科
6京都岡本記念病院総合診療科
pp.84-96
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201311
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酒見(司会) 今日はテーマ的に、若手の皆さん主体で進めていきたいと思います。
その前に、「京都GIMカンファレンス」(p.1)の草創期についてです。1998年3月に、当時市立舞鶴市民病院副院長であった松村理司先生(現洛和会ヘルスケアシステム総長)が京大総合診療部の臨床教授に就任した時に、当時の教授でいらした福井次矢先生(現聖路加国際病院院長)に、「一般内科が主体の舞鶴市民病院の症例を京大の研修医や医学生に提示したい」と提案したところ、「それは願ってもないこと」と福井先生も賛同され、同年4月に「京都GIMカンファレンス」(以下、GIMカンファ)が始まりました。その時の参加病院は京大と舞鶴だけ、初めは人集めが大変で、少ない時は舞鶴から2人、京大からは教授プラス1人だけだったとか(笑)。「こんなんで続けられるの!?」といったスタートだったそうです。その頃、舞鶴招聘中のティアニー先生(Lawrence Tierney、現 カリフォルニア大学サンフランシスコ校内科学教授)もGIMカンファに同伴され、福井先生と症例についてバチバチやり合ったというエピソードもあると、松村先生からお聞きしました。
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