特集 業務の継続的発展を願って
熊本県の保健婦にみる業務引き継ぎの実態
座談会
引き継いだはずの活動だったのに
成田 栄子
1
,
飯川 貞子
2
,
高橋 洋子
3
,
浜 多恵子
4
,
西村 美智子
5
1熊本大学教育学部
2熊本市西保健所
3熊本県天草郡五和町
4熊本県八代郡鏡町
5熊本県飽託郡天明町
pp.818-836
発行日 1981年10月10日
Published Date 1981/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206420
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
成田 先輩保健婦の進めてこられた保健婦活動を受け継いでいこうとするとき,どうしても先輩の業績を生かしきれないでいる現実の問題に私たちは悩んでいることが多いわけです。どこにその生かしきれない問題があるのか,その根拠を少し本気で話し合ってみたいと思います。飯川さんが3か所のレポートを書いてくださったんですけれども,それぞれお読みいただいた中から,問題点とか,参考になった点とかを忌憚なく出していただいて,話し合いをしたいと思います。
それでは,たとえば五和町の場合に,田辺さんがすごくいい仕事をしてきて突然病気で倒れて亡くなられた。そして一緒にやってきた高橋さんがいままで何とも思ってなかったのに,問題がいっぱい出てきましたよね。その辺を皆さんどういうふうに受け取られましたか。
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.