特集 外科医のための大腸癌の診断と治療
6.Stage Ⅳ大腸癌の治療方針
肺転移を伴うStage Ⅳ大腸癌の治療方針
板橋 道朗
1
,
廣澤 知一郎
1
,
亀岡 信悟
1
Michio ITABASHI
1
1東京女子医科大学第二外科
pp.408-413
発行日 2010年10月22日
Published Date 2010/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103301
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■肺転移を伴うStage IV大腸癌の治療方針は,肺転移,原発巣,肺以外の遠隔転移の有無などを総合的に判断して決定する.
■転移巣および原発巣がともに根治的切除が可能であるならば積極的に切除を考慮するが,肺切除後の予後因子が明らかになっていないことを考慮して適応を決定する.
■予後因子を分析して,肺切除の適応を明らかにすることが急務である.肺転移についても肝転移と同様に,転移のgradingが必要である.
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