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特集 StageⅣ 胃癌の治療戦略Update
I. 総論
1.StageⅣ胃癌における外科治療の意義
Significance of surgical treatment for stageⅣ gastric cancer
末次 智成
1
,
吉田 和弘
1
,
奥村 直樹
1
,
田中 善宏
1
,
安福 至
1
T. Suetsugu
1
,
K. Yoshida
1
,
N. Okumura
1
,
Y. Tanaka
1
,
I. Yasufuku
1
1岐阜大学消化器外科・小児外科
キーワード:
stageⅣ胃癌
,
conversion surgery
,
化学療法
Keyword:
stageⅣ胃癌
,
conversion surgery
,
化学療法
pp.301-306
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_301
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近年stageⅣ胃癌に対する新規治療薬やレジメンの開発などにより化学療法の治療効果が高まり,生存期間の延長が期待できるようになった.同時に当初は切除不能と考えられた症例でも化学療法が奏効し手術治療に方針をconvertできる,すなわちconversion surgery症例も増え,R0切除を達成することで飛躍的に長期生存が期待できることが明らかとなってきた.本稿ではさまざまな病態を呈す,stageⅣ胃癌の病態を系統的に分類し,外科治療の意義を解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022