Japanese
English
臨床研究
腹腔鏡下虫垂切除術の手術時間に影響を与える術前因子の検討
Preoperative factors affecting operating time in laparoscopic appendectomy
円城寺 恩
1
,
榎本 直記
1
,
上田 吉宏
1
,
加藤 俊介
1
,
大野 玲
1
Megumu ENJOJI
1
1中野総合病院外科
キーワード:
腹腔鏡下虫垂切除術
,
手術時間
,
術前因子
,
CT
Keyword:
腹腔鏡下虫垂切除術
,
手術時間
,
術前因子
,
CT
pp.875-879
発行日 2010年6月20日
Published Date 2010/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103100
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要旨:後期研修医が腹腔鏡下虫垂切除術(以下,LA)を執刀するにあたり,難易度を術前に予想する目的で,術者が技術的に習熟していない時期の手術時間に影響を与える術前因子について検討した.後期研修医2名の初回から連続20例を技術習熟までの期間と考え,合計40例を対象とし,手術時間に影響を与える因子について検討した.多変量解析にてCTの虫垂径が手術時間に影響を与える独立した関連因子であった.虫垂径が13mm以上の症例には手術時間が平均より長い症例が多く含まれていた.後期研修医が技術習熟前にLAを執刀する症例は虫垂径13mm未満の症例が望ましいと考えた.
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