Japanese
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特集 内視鏡下手術―もう一歩のステップアップのために
腹腔鏡下虫垂切除術
Laparoscopic appendectomy
渡井 有
1
,
加納 宣康
2
Yu WATARAI
1
1亀田総合病院小児外科
2亀田総合病院一般外科
キーワード:
腹腔鏡下虫垂切除術
,
内視鏡下手術
Keyword:
腹腔鏡下虫垂切除術
,
内視鏡下手術
pp.1667-1673
発行日 2009年12月20日
Published Date 2009/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102895
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要旨:腹腔鏡下虫垂切除術は,超音波凝固切開装置(USAD)などの器具の開発・普及に伴いもはや標準化された術式といえる.全身麻酔が可能なすべての症例が適応となるが,施行するにあたっては症例により,前処置・体位・ポートの設定位置と入れ替え・ピットフォール・偶発症・合併症を理解することでより安全な手術が可能となる.習熟すれば視野も良好で開腹手術に比べて手術時間が延長することもない.現在の腹腔鏡下虫垂切除術普及の最大の問題点は,不十分な保険診療点数によって普及が妨げられていることにある.
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