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特集 エキスパートが伝える 消化器癌手術の流れと手術助手の心得
大腸癌手術の流れと手術助手の心得
Teaching assistant for colorectal surgery
野澤 慶次郎
1
,
渡邉 聡明
1
Keijiro NOZAWA
1
1帝京大学医学部外科
キーワード:
大腸癌手術
,
指導的助手
,
助手の心得
Keyword:
大腸癌手術
,
指導的助手
,
助手の心得
pp.360-362
発行日 2010年3月20日
Published Date 2010/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102995
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要旨:指導助手とは,若い外科医が術者となったときに,手術全般について術者の経験や技術度に応じて手術を指導・補佐することである.大腸癌手術における腸管切除・吻合は消化器外科における基本的手技であり,そのためには大腸癌の病態をよく知り,解剖を十分に理解して手術を行う必要がある.標準的な手術のステップは,まず腸管の授動を行い,つぎに血管処理(腸間膜処理),最後に腸切除・吻合となる.助手のポイントは,(1)良好な視野を保ち,(2)適切なカウンタートラクションを行い,(3)周囲臓器との位置関係をつねに配慮することである.
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