病院めぐり
長崎県病院企業団上五島病院外科
八坂 貴宏
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1長崎県病院企業団上五島病院外科
pp.113
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102939
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新上五島町は五島列島北部の2島(中通島,若松島)を中心とした島々からなり,長崎市から約75km,佐世保市から約60kmの東シナ海海上に位置する町です.雄大な自然と美しい海岸線を持ち,遣唐使の寄港地として多くの史跡があり,またキリシタン信仰の地,遠洋漁業の基地でもあります.
当院は人口約24,000人の新上五島町の中央に位置する186床(一般132,療養50,感染4床)の地域基幹病院です.昭和35年に上五島町立国民健康保険診療所として開設され,昭和43年に長崎県離島医療圏組合上五島病院となり,昭和61年に現在地に新築・移転しました.平成21年4月に長崎県病院企業団に改組され現在に至ります.診療科は13科,医師は21名ですが,特徴的なのは約6割,13名が長崎県の養成医師(自治医大卒9名,長崎県医学修学資金制度卒4名)であることです.へき地医療拠点病院として一般診療,救急医療,在宅医療などを展開し,地域における医療・福祉・保健のコーディネート,健診業務などの予防医療にも力を入れています.
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