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特集 内視鏡下手術―もう一歩のステップアップのために
手術台ローテーションを利用したhybrid胸腔鏡下食道切除術―縦隔リンパ節郭清のコツ
“Hybrid”video-assisted thoracoscopic esophagectomy:from decubitus to prone position
竹内 裕也
1
,
大山 隆史
1
,
才川 義朗
1
,
和田 則仁
1
,
高橋 常浩
1
,
中村 理恵子
1
,
北川 雄光
1
Hiroya TAKEUCHI
1
1慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
胸部食道癌
,
胸腔鏡下手術
,
左側臥位
,
腹臥位
Keyword:
胸部食道癌
,
胸腔鏡下手術
,
左側臥位
,
腹臥位
pp.1647-1653
発行日 2009年12月20日
Published Date 2009/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102892
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要旨:慶應義塾大学外科ではこれまで胸部食道癌に対して左側臥位胸腔鏡下手術を行ってきたが,腹臥位胸腔鏡下手術の導入にあたり手術台ローテーションを利用して,上縦隔郭清操作は従来の左側臥位で行い,中下縦隔郭清操作を人工気胸下腹臥位で行う“hybrid”胸腔鏡下食道切除術を考案した.この術式は左側臥位,腹臥位のそれぞれの利点を取り入れた新しい術式であり,徹底した縦隔リンパ節郭清が安全に施行可能であると考えている.本稿ではその要点とリンパ節郭清のコツにつき紹介する.
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