Japanese
English
臨床報告
集学的治療によって4年8か月生存中の食道原発内分泌細胞癌小細胞型肝転移の1例
A 4-year survivor of small cell carcinoma of the esophagus with liver metastases managed by multidisciplinary treatment
中島 真也
1
,
日高 秀樹
1
,
梅北 佳子
2
,
内山 周一郎
1
,
片岡 寛章
2
,
千々岩 一男
1
1宮崎大学医学部腫瘍機能制御外科
2宮崎大学医学部腫瘍・再生病態学
キーワード:
食道小細胞癌
,
内分泌細胞癌
,
転移性肝腫瘍
,
肝切除術
,
放射線化学療法
Keyword:
食道小細胞癌
,
内分泌細胞癌
,
転移性肝腫瘍
,
肝切除術
,
放射線化学療法
pp.1605-1610
発行日 2009年11月20日
Published Date 2009/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102884
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
食道原発内分泌細胞癌小細胞型は比較的稀な腫瘍であり1),進行癌では早期から広範囲に転移をきたすため予後も不良と言われている.なかでも遠隔臓器転移を伴い3年以上生存した症例の報告は稀である.
今回,外科的切除を含む集学的治療によって長期生存中である食道原発内分泌細胞癌小細胞型の異時性肝転移の1例を経験したので報告する.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.