Japanese
English
特集 外科医に求められるチーム医療Practice
褥瘡管理チームと外科
Pressure ulcer control in surgical patients
毛利 靖彦
1
,
黒川 一郎
2
,
林 智世
3
,
小林 美奈子
1
,
大北 喜基
4
,
楠 正人
1,4
Yasuhiko MOHRI
1
1三重大学大学院医学系研究科先端的外科技術開発学
2三重大学大学院医学系研究科皮膚医学・皮膚外科学
3三重大学医学部附属病院看護部
4三重大学大学院医学系研究科消化管・小児外科
キーワード:
褥瘡対策
,
チーム医療
Keyword:
褥瘡対策
,
チーム医療
pp.1207-1212
発行日 2009年9月20日
Published Date 2009/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102685
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:日本褥瘡学会の調査では,褥瘡対策未実施減算が制定された1年後である2003年10月の有病率は4.3%であった.皮下組織あるいは筋肉に達する深い褥瘡(Ⅲ度以上)が発生する割合が高く,これが大きな問題となっている.褥瘡に関する研究が進むにつれて,褥瘡の予防・治療は医師,看護師,薬剤師,栄養士,理学療法士などの協働によるアプローチがなければ困難であることが浮き彫りになってきている.わが国でも2002年4月の診療報酬改定時において「褥瘡対策の評価」という項目が組み込まれ,褥瘡対策チームの設置が促進されるようになった.本稿では,褥瘡対策の基本として必要な知識と褥瘡対策におけるチーム医療について述べる.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.