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特集 外科医に求められるチーム医療Practice
ストーマケアにおけるチーム医療と外科
Role of surgeons on team management of stoma rehabilitation
浅尾 高行
1
,
堤 荘一
1
,
桑野 博行
1
,
山本 亜由美
2
,
松井 佐知子
3
,
鈴木 伸代
3
Takayuki ASAO
1
1群馬大学大学院医学系研究科病態総合外科学
2富士重工業健康保険組合総合太田病院スキンケア外来
3群馬大学医学部附属病院スキンケア外来
キーワード:
ストーマケア
,
ストーマリハビリテーション
,
チーム医療
Keyword:
ストーマケア
,
ストーマリハビリテーション
,
チーム医療
pp.1213-1218
発行日 2009年9月20日
Published Date 2009/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102686
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要旨:ストーマ造設術はそれ自体に特殊な技術が必要な手術ではないが,術後の長期的なケアに支障をきたすようなストーマ造設は患者のquality of life(QOL)を著しく損なうことになる.ストーマを作製する外科医と,ケアを行う看護師,患者,家族との協調関係が重要なことは比較的早い時期に認識され,古くからチーム医療の重要性が強調されてきた.外科医は,合併症がなく管理が容易なストーマの造設を心がけることはもちろんであるが,術前・術後のケアを受け持つ看護師と自己ケアの中心的な役割を担う患者や家族,訪問看護師,福祉関係事務との十分な連携を推進し体制を整える責務がある.入院期間の短縮化が進み,医師不足から医療崩壊が起こりかねない医療情勢だからこそチーム医療体制は欠かせない.
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