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特集 脾臓をめぐる最近のトピックス
高度門脈圧亢進例の肝移植における脾動脈結紮および脾摘の意義
Significance of splenectomy or splenic artery ligation in living donor liver transplantation for patients with severe portal hypertension
副島 雄二
1
,
武冨 紹信
1
,
池上 徹
1
,
祗園 智信
1
,
杉町 圭史
1
,
永田 茂行
1
,
前原 喜彦
1
Yuuji SOEJIMA
1
1九州大学大学院医学研究院消化器・総合外科学
キーワード:
生体肝移植
,
門脈圧
,
脾臓
,
過小グラフト
,
門脈血流
Keyword:
生体肝移植
,
門脈圧
,
脾臓
,
過小グラフト
,
門脈血流
pp.459-465
発行日 2009年4月20日
Published Date 2009/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102527
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要旨:高度門脈圧亢進症を伴う肝移植,特に生体肝移植症例に対する脾摘術の目的は,いわゆる「過小グラフト」に対する過剰な門脈血流の調節,C型肝炎に対するインターフェロン治療の補助などである.新しいデバイスを用いることにより移植患者に対する脾摘術の難易度は格段に軽減した.本稿では高度門脈圧亢進症例に対する肝移植における脾動脈結紮術および脾摘術の意義,手技の実際,合併症などについて概説した.
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