Japanese
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特集 生体肝移植―最新の話題
成人間生体肝移植における過小グラフト問題
Small-for-size graft in adult-to-adult living donor liver transplantation
副島 雄二
1
,
藤井 正彦
1
,
居村 暁
1
,
森根 裕二
1
,
池本 哲也
1
,
島田 光生
1
Yuji Soejima
1
1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部臓器病態外科学講座
キーワード:
生体肝移植
,
過小グラフト
,
small-for-size graft
,
肝再生
,
small-for-size graft syndrome
Keyword:
生体肝移植
,
過小グラフト
,
small-for-size graft
,
肝再生
,
small-for-size graft syndrome
pp.1367-1374
発行日 2005年11月20日
Published Date 2005/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100242
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要旨:成人間生体肝移植における過小グラフト,いわゆるsmall-for-size(SFS)graftの問題は,生体肝移植という手技の性質上避けられない問題である.近年,成人間生体肝移植症例の増加によって,過小グラフトにから引き起こされるいわゆるSFS graft syndromeの臨床像,発症メカニズム及び対策も明らかにされつつある.本稿では,移植後肝不全の重要な因子の1つであるSFS graftにおけるこれらの病態と対策について解説し,今後の課題を含めて解説した.
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