Japanese
English
臨床報告
潰瘍性大腸炎の寛解期にS状結腸憩室炎穿通による腸腰筋膿瘍を生じた1例
A case of psoas abscess caused by penetrating diverticulitis of the sigmoid colon following remission of ulcerative colitis
広田 将司
1
,
岩瀬 和裕
1
,
松田 宙
1
,
伏見 博彰
2
,
根津 理一郎
3
,
田中 康博
1
Masashi HIROTA
1
1大阪府立急性期・総合医療センター外科
2大阪府立急性期・総合医療センター病理部
3大阪労災病院外科
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
憩室炎
,
腸腰筋膿瘍
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
憩室炎
,
腸腰筋膿瘍
pp.1299-1302
発行日 2008年9月20日
Published Date 2008/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102276
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
炎症性腸疾患のうちCrohn病ではしばしば膿瘍や瘻孔形成などが認められるが1),潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:以下,UC)ではきわめて少ないとされている2,3).
今回,われわれは潰瘍性大腸炎の寛解期にS状結腸憩室炎穿通による腸腰筋膿瘍を形成した症例を経験したので報告する.
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.