Japanese
English
臨床報告
無症状で検診で発見された縦隔偏位を伴う巨大肺囊胞の1例
Giant bulla developing after partial resection of the lung
野中 誠
1
,
畑山 年之
1
,
岡田 一郎
1
,
佐藤 純人
1
,
石田 康男
1
,
幡谷 潔
1
Makoto NONAKA
1
1横浜旭中央総合病院外科
キーワード:
縦隔偏位
,
巨大肺囊胞
,
囊胞切除
Keyword:
縦隔偏位
,
巨大肺囊胞
,
囊胞切除
pp.1021-1023
発行日 2008年7月20日
Published Date 2008/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102212
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はじめに
縦隔偏位は主に緊張性気胸などで起こって不安定な呼吸循環動態を示し,激しい臨床症状を呈する1).しかし,緩序に進行した場合は症状を呈さないことも少なくない2).
今回,われわれは右気胸術後の遠隔期に検診発見された,自覚症状のまったくない右巨大肺囊胞に伴う縦隔偏位を認め,手術を施行し得た症例を経験したので報告する.
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