まい・てくにっく
巨大肺囊胞切除・縫縮のコツ
塩野 知志
1
,
佐藤 幸夫
2
1山形県立中央病院呼吸器外科
2筑波大学呼吸器外科
pp.578-579
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kyobu71_578
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巨大肺囊胞例に対し,従来は開胸でのNaclerio-Langer法による肺縫縮が行われてきたが,肺部分切除を含めた肺囊胞切除と成績の比較はなされていない.このためわれわれは,針糸を用いた手技は胸腔鏡ではやや煩雑となるため,肺囊胞と正常肺部分を含めた肺部分切除を行うことが多い.巨大肺囊胞に合併した肺癌例や肺囊胞の再発例も経験されるため,肺縫縮だけでなく正常肺を部分切除するほうが望ましいと推察される.
© Nankodo Co., Ltd., 2018