Japanese
English
臨床報告
エコーガイド下に下大静脈バルーン閉塞を行い良好な視野を得たaortocaval fistulaの1例
Aortocaval fistula treated with balloon catheters under echograph guidance
中村 栄作
1
,
桑原 正知
2
,
松山 正和
1
,
新名 克彦
1
,
西村 正憲
1
,
鬼塚 敏男
3
Eisaku NAKAMURA
1
1宮崎県立延岡病院心臓血管外科
2くわばら医院
3宮崎大学医学部第2外科
キーワード:
大動脈-下大静脈瘻
,
バルーン閉塞
,
エコー
Keyword:
大動脈-下大静脈瘻
,
バルーン閉塞
,
エコー
pp.861-864
発行日 2008年6月20日
Published Date 2008/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102174
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はじめに
Aortocaval fistulaは腹部大動脈瘤の合併症の1つで,大動脈瘤破裂例の3.1~3.9%に発生するといわれ,迅速な診断と加療を必要とする1~4).治療の第1選択は手術であるが,最近では血管内治療も報告されている.手術では下大静脈より行うfistulaからの出血のコントロールが重要と考える.
今回,われわれは経静脈的にfistulaからの出血のコントロール行うことが可能であった症例を経験したので報告する.
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