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新鮮外傷の外来閉鎖療法実施におけるドレッシング材の問題点と工夫
Occlusive dressing in acute outpatient wound treatment
水口 敬
1
,
寺師 浩人
1
,
田原 真也
1
Kei MIZUGUCHI
1
1神戸大学大学院医学系研究科形成外科学
キーワード:
ドレッシング材
,
閉鎖療法
,
外傷治療
Keyword:
ドレッシング材
,
閉鎖療法
,
外傷治療
pp.845-851
発行日 2008年6月20日
Published Date 2008/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102170
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はじめに
従来の創傷治療(消毒,ガーゼ,包帯など)は,医学的根拠に沿わず慣習的に行われてきた部分が少なくない.ここ数年,湿潤環境理論などが一般にも認知されるようになり,各施設でも閉鎖療法が取り入れられるようになってきたが,現時点では各施設での治療法に大きな差があるといわざるを得ず,特に外来治療においてはその差は顕著である.また,残念ながら逆に患者にとって従来法に劣る治療となっている場合も少なくない.
個々のドレッシング材の特徴と創の性質を十分把握したうえでの正しいドレッシング材の使い方はもちろんのこと,その問題点を把握し,対応法をもつことが重要である.そこで,われわれは新鮮外傷の外来閉鎖療法実施におけるドレッシング材の問題点と工夫を検討した.
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