病院めぐり
石心会狭山病院外科
菅野 壮太郎
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1石心会狭山病院外科
pp.1584
発行日 2007年11月20日
Published Date 2007/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101946
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狭山茶,狭山七夕祭り,航空自衛隊入間基地……埼玉県狭山市は東京の西側にあり,入間川と武蔵野台地で形成された人口約15万人のベッドタウンの1つです.狭山茶は今から800年前,鎌倉時代に栽培が始まり,当時から山城,大和,伊勢,駿河と並んで銘園五場に数えられていました.狭山茶は日本における経済的北限産地となっています.狭山七夕祭りは江戸時代の中頃から行われていたと言われています.現在,全国で行われている七夕祭りのなかでは,仙台に続いて歴史があるといわれています.航空自衛隊入間基地は昭和13年に旧陸軍の航空士官学校が開設された場所です.昭和48年に米国から全面返還され,平成19年にはPAC3(パトリオット)が配備されました.
昭和62年,石心会グループはこの地に当院を開設しました.当初から医学と医療技術の進歩に対応した急性期医療を実施し得る設備を備えて出発しました.平成15年に外来部門を分離し,さやま総合クリニックを開院しました.平成16年には緩和医療ケア病床を開設し,外科のみならず癌末期の患者さんをゆったりとケアのできる病床を確保しました.現在では病床数349床を有し,狭山市,入間市を中心に所沢市,飯能市,日高市など埼玉県西部地域の約70万人を診療圏人口とする急性期医療の拠点として機能しています.
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