Japanese
English
臨床報告・1
多発肝病巣に対して切除可能であった肝類上皮血管内皮腫の1例
A resected case of epithelioid hemangioendothelioma with multiple hepatic lesions
松山 正浩
1
,
種田 靖久
1
,
飛田 浩輔
1
,
大谷 泰雄
1
,
鬼島 宏
2
,
今泉 俊秀
1
,
幕内 博康
1
Masahiro MATSUYAMA
1
1東海大学医学部消化器外科
2東海大学医学部病理
キーワード:
肝類上皮血管内皮腫
,
肝切除
,
多発
Keyword:
肝類上皮血管内皮腫
,
肝切除
,
多発
pp.1687-1691
発行日 2006年12月20日
Published Date 2006/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101671
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はじめに
類上皮血管内皮腫(epithelioid hemangioendothelioma:以下,EHE)は,肝臓,肺,骨,軟部組織から発生する非上皮性の血管内皮腫瘍で,比較的稀な疾患である.肝原発のEHEは一般的に進行が緩徐で低悪性度の腫瘍とされているが1),発見時には通常多発しており,治療に苦渋する例も多い.今回,われわれは肝内に多発したEHEに対し切除により良好な予後が得られている1例を経験したので,本邦報告例の臨床的特徴の検討と文献的考察を加えて報告する.
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