Japanese
English
臨床報告・1
消化管出血シンチグラフィーが有用であった食道癌狭窄を伴う出血性胃潰瘍の1例
A case of hemorrhagic gastric ulcer with obstructing esophageal cancer demonstrated by bleeding scintigraphy
椎津 敏明
1
,
西原 実
1
,
阿嘉 裕之
1
,
久志 一朗
1
,
友利 健彦
1
,
奥島 憲彦
1
Toshiaki SHIIZU
1
1ハートライフ病院外科
キーワード:
出血シンチグラフィー
,
診断
,
上部消化管出血
,
胃潰瘍
,
dynamic helical CT
Keyword:
出血シンチグラフィー
,
診断
,
上部消化管出血
,
胃潰瘍
,
dynamic helical CT
pp.1693-1696
発行日 2006年12月20日
Published Date 2006/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101672
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はじめに
上部消化管出血の診断には通常内視鏡検査が行われ,そのまま止血処置に移行する場合が多い.他方,消化管出血シンチグラフィー(以下,出血シンチ)は,内視鏡の届かない小腸出血1),糞便・血塊などで出血点の確認が困難な大腸出血例2)で施行されることが多く,上部消化管で用いられる機会は少ない.
今回,われわれは食道癌狭窄のため上部消化管内視鏡検査が施行できず,出血シンチによって診断し得た出血性胃潰瘍の1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する.
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