Japanese
English
特集 消化器外科術後合併症の治療戦略―私たちはこのように治療している
開腹術後の癒着性イレウス
Postoperative ileus caused by adhesions
本田 和男
1
,
小林 展章
1
Kazuo HONDA
1
1愛媛大学大学院医学系研究科器官制御外科学
キーワード:
イレウス
,
癒着
,
術後早期小腸閉塞
,
腹腔鏡
Keyword:
イレウス
,
癒着
,
術後早期小腸閉塞
,
腹腔鏡
pp.1631-1635
発行日 2006年12月20日
Published Date 2006/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101659
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要旨:術後早期小腸閉塞(early postoperative small bowel obstruction:EPSBO)は術後30日以内に起こる腸閉塞と定義され,術後の様々な影響を受けるため,その病態を十分理解し,正しい診断と適切な処置をすることが必要である.小腸透視と3D-CTの併用は責任病変の同定に有用である.臨床症状のあるイレウスに対する腹腔鏡下腸管癒着剝離術は,その適応と限界を十分理解して施行する必要がある.
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