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特集 内視鏡下手術で発展した手技・器具の外科手術への応用
超音波凝固切開装置によるリンパ節郭清および自動縫合器による胃切除後再建
Lymph node dissection by ultrasonically activated device and reconstruction following gastrectomy withlinear stapling devices
松井 英男
1
,
宇山 一朗
2
,
杉岡 篤
2
,
蓮見 昭武
2
,
大谷 吉秀
3
,
北島 政樹
3
Matsui Hideo
1
1㈶ライフ・エクステンション研究所附属永寿総合病院外科
2藤田保健衛生大学外科
3慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
超音波凝固切開装置
,
自動縫合器
,
残胃空腸Roux-en-Y吻合
,
食道空腸吻合
Keyword:
超音波凝固切開装置
,
自動縫合器
,
残胃空腸Roux-en-Y吻合
,
食道空腸吻合
pp.1609-1613
発行日 2003年12月20日
Published Date 2003/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101625
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腹腔鏡下手術に用いられる手技や器械の開腹手術への応用につき,胃癌手術を例にとり概説した.リンパ節郭清における超音波凝固切開装置の応用は開腹手術においても有用であり,結紮の少ない,体内に異物を極力残さない手術が簡便に施行できるが,器械の特性を理解し,いくつかの注意点を守って使用することが肝要である.また,胃切除後の再建では腹腔鏡下手術用の自動縫合器を用いることにより,狭い術野であっても残胃空腸Roux-en-Y吻合や食道空腸吻合が消化管の開放を最小限にして簡便かつ確実に施行できる.今後,コスト面での検討も必要であるが,開腹手術そのものも発展することが予想される.
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