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特集 浸潤性膵管癌の診療をどうするか
浸潤性膵管癌における内視鏡的診断法
Diagnosis of pancreatic cancer by ERCP
相浦 浩一
1
,
熊井 浩一郎
1
,
北島 政樹
2
Aiura Koichi
1
1慶應義塾大学病院内視鏡センター
2慶應義塾大学医学部外科
キーワード:
膵癌
,
ERCP
,
生検
,
細胞診
Keyword:
膵癌
,
ERCP
,
生検
,
細胞診
pp.1489-1494
発行日 2003年11月20日
Published Date 2003/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101601
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浸潤性膵管癌におけるERCPの診断的意義は,MRCPなどの出現により,よりいっそう精密な読影が要求され,また,経乳頭的診断,治療のアプローチへの一過程との位置づけが強くなってきた.したがって,症例ごとにその目的と検査の組み立てをあらかじめ計画しておくことが大切である.ERPに引き続いて施行されるERP下生検,擦過細胞診,さらに膵液採取による細胞診を組み合わせることにより,膵癌の病理学的診断が可能となる.さらに早期膵癌の診断のためには,膵癌症例の高危険群の設定と,精度の高い詳細な膵管(とくに分枝膵管)像,そして癌に特異的な分子生物学的情報が今後ますます要求されてくるものと思われる.
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