Japanese
English
特集 ts1浸潤性膵管癌の診断と治療成績
MRCPによる小膵癌(浸潤性膵管癌)のスクリーニング
MR Cholangiopancreatography in the Diagnosis of Pancreatic Ductal Adenocarcinoma
崔 仁煥
1
,
有山 襄
1
,
須山 正文
1
,
窪川 良広
1
,
山中 晃一郎
1
,
若林 香
1
,
中野 一永
2
Jinkan SAI
1
,
Joe ARIYAMA
1
,
Masafumi SUYAMA
1
,
Yoshihiro KUBOKAWA
1
,
Kouichirou YAMANAKA
1
,
Kaori WAKABAYASHI
1
,
Kazunaga NAKANO
2
1順天堂大学消化器内科
2順天堂大学大外科
1Department of Gastroenterology, Juntendo University
2Department of Surgery, Juntendo University
キーワード:
MRCP
,
膵癌
,
小膵癌
,
診断
Keyword:
MRCP
,
膵癌
,
小膵癌
,
診断
pp.783-789
発行日 1999年11月15日
Published Date 1999/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900114
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MRIの進歩により,空間分解能の高いMRCPを短時間かつ簡便に施行できるようになり,外来における膵癌のスクリーニングに用いることが可能となった.筆者らは,1995年7月からMRCPを用いて膵癌のスクリーニングを行い,41例の膵癌(浸潤型)を診断し,そのうち小膵癌(ts1)を5例に認めた.小膵癌の内訳は,腫瘍径10mm以下1例,11~20mm 4例であった.MRCPは膵癌を早期に発見し,ひいてはその予後を改善するための大きな足がかりになると考えられた.
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