特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅱ部:クリニカルパスをめぐる諸問題
管理栄養士業務とクリニカルパス
松崎 政三
1
Matsuzaki Masami
1
1関東学院大学人間環境学部健康栄養学科
pp.291-295
発行日 2003年10月22日
Published Date 2003/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101593
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はじめに
医療におけるクリニカルパス(以下,パス)の目的は,「一定の疾患を持つ患者に対して入院時から退院時までの間に対処すべき,すべての治療,処置,ケアを整理し,スケジュール表にまとめる」ことである.医療の質の標準化と作業の効率化を推進し,入院日数の短縮をはかることになる.多くの病院で看護師,医師を中心にパスの導入を進めている.一方,栄養管理や栄養教育を行う管理栄養士もチーム医療への参画が進む中で,パスへの取り組みが急速に進められている.
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