特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅱ部:クリニカルパスをめぐる諸問題
看護業務とクリニカルパスとチーム医療
小山 洋子
1
Oyama Yoko
1
1国立大阪病院看護部
pp.268-274
発行日 2003年10月22日
Published Date 2003/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101590
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はじめに
医療はサービス業であることを十分認識しながら提供する医療の質の管理や患者満足度の向上に積極的に取り組んでいく必要がある.医療の中心に位置する患者自身の意思が尊重されることが何より重要であり,患者の意思が中心にあってこそすべての医療従事者,すべての職種間の効果的な連携が可能になり,そのことにより医療の質を向上させられると考えている.医療の流れはより効率化,より適正化,より標準化へと進んでおり,これを進めていくにはクリニカルパス(以下,パス)は有効な1つのツールである.まさにチーム医療のツールの最たるものがパスと言っても過言ではないであろう.
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