BOOK MARK
―日本クリニカルパス学会・医学書院クリニカルパス教育セミナー開催―クリニカルパスとチームで患者中心の医療を!
pp.783
発行日 2006年9月10日
Published Date 2006/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100368
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
パスを利用することでできる患者中心の医療とは何か。2006年7月8日,いま医療現場で注目を集める感染対策,NST(栄養サポートチーム),地域連携の分野で,チーム医療を牽引しているエキスパートを講師に迎え,日本クリニカルパス学会・医学書院主催のクリニカルパス教育セミナー「現場で活かせる! クリニカルパス――チームで取り組む患者中心の医療」が東京・ヤクルトホールで開催された(同プログラムのセミナーを7月22日大阪WTCホールにて開催)。
始めに,「感染対策とクリニカルパス――チーム医療で手術部位感染を撲滅しよう」と題し,NTT東日本関東病院副院長・外科部長の小西敏郎氏が演壇に立った。同院内でのパスと感染対策におけるパスの有用性について,具体例としてSSI(手術部位感染)発生率の極めて高い食道癌手術のパスを紹介し,「パスがあれば,チーム医療に関わる誰でも,早い段階で感染の危険性というバリアンスが発見できる」と語った。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.