特集 クリニカルパスによる外科医療の進歩
第Ⅰ部:クリニカルパス導入の実践
クリニカルパス作成の実例
5.肝・胆・膵
腹腔鏡下脾臓摘出術のクルニカルパス
吉田 和彦
1
,
山崎 洋次
1
Yoshida Kazuhiko
1
1東京慈恵会医科大学外科
pp.169-172
発行日 2003年10月22日
Published Date 2003/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101574
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はじめに
2003年4月から特定機能病院においては診断群分類(DPC)に基づく包括定額制が導入された.今後は本邦の医療機関においても最小限の資源の投入で最大の効果を上げることが求められる.包括払い方式への対策としては,コストの把握と削減,在院日数の短縮,最適なDPCの付与,などがあげられる.
在院日数の短縮とコスト削減の方策の1つとしてクルニカルパス(以下,CP)が重要となる.本稿では,腹腔鏡下脾臓摘出術(以下,LS)用のCPのポイントを述べたい.
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