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特集 癌化学療法レジメンの選択とその根拠:乳癌・肺癌・甲状腺癌
肺小細胞癌に対する化学療法レジメン
Chemotherapy regimen for small-cell lung cancer
植島 久雄
1
,
福岡 正博
1
Uejima Hisao
1
1近畿大学医学部腫瘍内科
キーワード:
限局型
,
進展型
,
放射線療法
,
化学療法
Keyword:
限局型
,
進展型
,
放射線療法
,
化学療法
pp.947-951
発行日 2003年7月20日
Published Date 2003/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101450
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小細胞肺癌(SCLC)の治療についてレビューし,現在の標準的治療について概説した.小細胞肺癌は病期分類としてLD/ED分類が使用される.一側胸郭内に腫瘍が限局するLD-SCLCに対しては化学療法と放射線の併用療法が標準的とされており,化学療法としてはシスプラチン+エトポシド療法,放射線療法は化学療法と同時併用で早期から1日2回の加速多分割照射法で治療する方法が確立されている.一側胸郭をこえて腫瘍が進展するED-SCLCに対しては,わが国で開発されたイリノテカン+シスプラチン療法が新たな標準的治療法として確立されつつある.
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