Japanese
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臨床研究
地方郡部における小児鼠径ヘルニア日帰り手術の実際―アンケート調査による評価
Rural day surgery for pediatric groin hernia
井上 光弘
1
,
木村 正美
1
,
久米 修一
1
,
兼田 博
1
,
松下 弘雄
1
,
上村 邦紀
1
Inoue Mitsuhiro
1
1健康保険人吉総合病院外科
キーワード:
日帰り手術
,
小児鼠径ヘルニア
,
アンケート調査
,
地方郡部
Keyword:
日帰り手術
,
小児鼠径ヘルニア
,
アンケート調査
,
地方郡部
pp.109-112
発行日 2003年1月20日
Published Date 2003/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101316
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はじめに
近年,day surgeryの普及により,小児鼠径ヘルニアに対し,日帰り手術を行う施設も増加してきた1,2).また,小児手術においては入院という環境の変化に対する患児の不安や,両親の患児以外の兄弟の世話などの理由で,日帰り手術のニーズは大きいと考えられる.
当院のある人吉市およびその近隣の球磨郡は,熊本県の南部に位置する山間の地であり,交通の不便さや,夜間対応可能な医療機関の不足という問題を抱えている.
筆者らは1997年後半より小児鼠径ヘルニアに対して日帰り手術を導入し,現在まで行ってきた.
今回,地方郡部における小児鼠径ヘルニア手術に対する日帰り手術の有用性と問題点を患児の親へのアンケート調査を基に検討した.
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