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特集 外科領域におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
膵臓外科におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
Informed consent and medical safety management for pancreatic surgery
山崎 将人
1
,
安田 秀喜
1
,
幸田 圭史
1
,
手塚 徹
1
,
小杉 千弘
1
,
杉本 真樹
1
,
済陽 義久
1
,
大瀧 怜子
1
,
仲 秀司
1
Yamazaki Masato
1
1帝京大学ちば総合医療センター外科
キーワード:
膵臓外科
,
インフォームド・コンセント
,
医療安全対策
,
告知
,
膵癌
Keyword:
膵臓外科
,
インフォームド・コンセント
,
医療安全対策
,
告知
,
膵癌
pp.201-206
発行日 2007年2月20日
Published Date 2007/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101179
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要旨:社会的変化のなかで,医師が最適と考える治療を推薦する時代から患者がインフォームド・コンセント(以下,IC)ののちに治療法を選択する(自己決定権)時代になった.質の高いICと医療安全対策は必要不可欠であるが,問題点も多い.膵臓外科におけるICの注意点としては,術前質的診断に迷う症例が存在すること,術後に致命的合併症があること,予後が不良であることが挙げられ,注意を払う必要がある.一方,医療安全対策を順調に進めるためにはスタッフ間での協力や意識の共感,一致した思いが重要である.多くの対策がとられているが,その実効性に対する検証も必要であろう.
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