Japanese
English
特集 外科領域におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
胃外科におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
Informed consent and risk management for the treatment of gastric cancer
中根 恭司
1
,
井上 健太郎
1
,
道浦 拓
1
,
桜本 和人
1
,
神原 達也
1
,
中井 宏治
1
,
山道 啓吾
1
Nakane Yasushi
1
1関西医科大学消化管外科
キーワード:
胃癌治療ガイドライン
,
インフォームド・コンセント
,
リスクマネージメント
Keyword:
胃癌治療ガイドライン
,
インフォームド・コンセント
,
リスクマネージメント
pp.175-179
発行日 2007年2月20日
Published Date 2007/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101175
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:近年,医療事故訴訟は急増していると言われ,その背景には医療の高度化や複雑化,医療現場の多忙化,危険管理の不備,さらに患者・家族の権利意識の向上などがあると指摘されている.胃癌治療ガイドラインの出現により,医療者側とっては標準的治療の説明や実践が容易となり,また患者・家族側にとっても透明度が増し自己決定がしやすくなった.十分なインフォームド・コンセントに基づいた治療は,患者・家族の積極的な協力が得られ,よりよい医療環境の構築が可能となり,より安全で質の高い医療が達成できるものと考える.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.