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特集 外科領域におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
食道外科におけるインフォームド・コンセントと医療安全対策
Key points of informed consent and risk management for esophageal cancer treatment
宇田川 晴司
1
,
堤 謙二
1
,
木ノ下 義宏
1
,
上野 正紀
1
,
峯 真司
1
,
江原 一尚
1
Udagawa Harushi
1
1虎の門病院消化器外科
キーワード:
食道癌
,
インフォームド・コンセント
,
医療安全対策
,
リスクマネジメント
,
セカンドオピニオン
Keyword:
食道癌
,
インフォームド・コンセント
,
医療安全対策
,
リスクマネジメント
,
セカンドオピニオン
pp.169-173
発行日 2007年2月20日
Published Date 2007/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101174
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要旨:食道癌治療には,食道癌手術の合併症の発生率の高さ,手術関連死亡率の高さ,術後QOLの障害の大きさ,多様な治療方法の存在とエビデンスの欠如などの特徴があり,生命予後としての治療成績のみをもって手術方針を決定することが一概に妥当とは言えず,また異なった治療戦略間の成績の比較もきわめて困難である.そのため,ほかの疾患にも増してインフォームド・コンセントの重要性が高い.本稿ではこれら各点について概説を加え,さらに当院におけるインフォームド・コンセントの取得手順,セカンドオピニオンに対する対応,医療安全に対する基本姿勢などを示した.
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