Japanese
English
臨床報告・1
プロリン(R)・メッシュを用い鼠径法で修復した閉鎖孔ヘルニアの1例
Prolene mesh repair using an inguinal approach for the repair of an obuturator hernia
宮内 隆行
1
,
余喜多 史郎
1
,
矢田 清吾
1
,
倉立 真志
1
,
山崎 誠司
1
Takayuki MIYAUCHI
1
1徳島県立三好病院外科
キーワード:
閉鎖孔ヘルニア
,
鼠径法
,
プロリン(R)・メッシュ
Keyword:
閉鎖孔ヘルニア
,
鼠径法
,
プロリン(R)・メッシュ
pp.981-984
発行日 2006年7月20日
Published Date 2006/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100939
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はじめに
閉鎖孔ヘルニアは高齢女性に好発し,腸管の嵌頓による腸閉塞を発症して緊急手術となる症例が多く,救急領域において重要な疾患である1).開腹手術下に嵌頓腸管の切除が施行される症例が多いが,最近では鼠径法による手術の低侵襲化や2),メッシュを用いた修復が報告されている2,3).
今回,われわれは自然還納された左閉鎖孔ヘルニア症例にプロリン(R)・メッシュを用いた修復術を鼠径法で施行したので報告する.
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