特集 小外科・外来処置マニュアル
Ⅶ.尿路・性器
76.腎・尿管結石
山口 聡
1
,
八竹 直
1
Satoshi YAMAGUCHI
1
1旭川医科大学泌尿器科学
pp.242-245
発行日 2004年10月22日
Published Date 2004/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100852
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はじめに
腎・尿管結石を代表とする尿路結石症はしばしば激しい疼痛や血尿の原因となり,救急を扱う医療現場では重要な疾患の1つである.尿路結石症の治療法は過去20数年間に大きな変革を遂げ,従来の開放手術から体外衝撃波砕石術(ESWL)と尿路内視鏡を用いた低侵襲的手術に変遷した.治療法が多岐にわたることや再発予防の重要性が再認識され,2002年12月に尿路結石症診療ガイドライン1)が刊行された.本稿では,尿路結石症診療ガイドラインを踏まえながら,主に腎・尿管結石の存在診断と初期治療について解説したい.
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