病院めぐり
長岡赤十字病院外科
田島 健三
pp.1328
発行日 2004年10月20日
Published Date 2004/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100765
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長岡赤十字病院は昭和6年5月に創立されました.新潟県の中越地区の中心都市で,新潟市に次ぐ人口19万人余りの県内第二の長岡市にあります.上越新幹線および関越道・北陸道の高速道が交わっており,医療対象人口は周辺市町村および湯沢町や十日町市まで含め30万から40万人です.当院は診療科25科,救命救急センターとICUおよびNICUを併設しており,一次から三次までの救急患者を受け入れて地域医療に貢献しています.また,県の基幹災害医療センターとして救護班,救護車両,資材などを整備して万一に備えています.平成9年に現在地に新築移転しました.12階建てで,眼下に悠々と流れる日本一の信濃川を見ながら日夜診療に当たっています.そして平成14年に日本医療機能評価機構の認定病院となり,赤十字の理念のもと,地域住民に良質な医療を提供できるよう努力しています.
全病床数は748床で,うち一般・消化器外科45床が8階にあり,そのほか,5階の婦人病棟の10床程度に乳癌の患者さんを受け入れています.現在の外科のスタッフは8名で,常勤医は5名で,あと3名は新潟大学第1外科からの2名と富山医科薬科大学第2外科からの1名の外科医が半年交代で勤務しています.また,当院は平成12年から臨床研修病院になっており,今年4月末からは新制度のもと6人の臨床研修医を迎え,外科の研修も開始しています.毎週木曜日の朝に,消化器内科および放射線科との合同症例検討会を行っています.また,月1回の院内集談会と月2回のCPCが開催され,知識の向上と更なる診療の充実を目指しています.
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