連載 病院めぐり
長岡中央綜合病院
加藤 政美
pp.203
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100037
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当院は平成16年10月23日に発生した新潟県中越地震の震源地の北に位置する長岡市の東地区に存在する.昭和9年,中越医療利用購買組合病院として開設されたが,昭和20年の長岡空襲で全焼し,昭和27年に厚生連中央病院となった.平成16年の大地震の際には新病院の建築中であり,旧病院・新病院ともに相当の被害を受けた.病院倒壊の恐怖を感じながらも,運び込まれる被災者の診療を行い,夜は車内生活・避難所生活という職員も多くみられた.全国から送られた支援・義援金に対して,ここに感謝申し上げる次第である.
平成17年10月1日に新病院が開院し,病床数531床,標榜科目は21科で,新潟県厚生連15病院の教育や技術研修も担う中核病院として再スタートを切った.厚生労働省指定臨床研修指定病院であり,管理型臨床研修病院として,現在1学年5名,2学年6名の研修医が臨床研修に励んでいる.
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