Japanese
English
臨床報告・1
総胆管原発悪性リンパ腫の1例
Primary malignant lymphoma of the common bile duct:a case report
上坂 邦夫
1
,
塩谷 雅文
1
,
具 英成
2
,
田原 徹
3
,
保坂 直樹
4
Uesaka Kunio
1
1公立和田山病院外科
2神戸大学大学院消化器外科
3田原医院
4公立豊岡病院臨床病理科
キーワード:
悪性リンパ腫
,
胆管
,
閉塞性黄疸
Keyword:
悪性リンパ腫
,
胆管
,
閉塞性黄疸
pp.1079-1083
発行日 2004年8月20日
Published Date 2004/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100719
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はじめに
胃,小腸,大腸などの消化管における原発性悪性リンパ腫は時々経験されるが,胆管に原発する悪性リンパ腫はきわめて稀である.今回,筆者らは閉塞性黄疸で発症し,総胆管に腫瘍性の狭窄像を認め,胆管癌と術前診断し手術を行ったが,術後の病理組織検査で胆管悪性リンパ腫と判明した1例を経験した.診断上,治療上のいくつかの問題点を有すると考えられたので報告する.
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