Japanese
English
臨床報告・1
保存的治療で治癒し得た難治性小腸膣瘻の1例
A case of an intractable enterovaginal fistula successfully cured with conservative medical management
清水 研吾
1
,
西森 英史
1
,
秦 史壮
1
,
古畑 智久
1
,
八十島 孝博
1
,
平田 公一
1
Shimizu Kengo
1
1札幌医科大学第1外科
キーワード:
腸腟瘻
,
術後合併症
,
保存的治療
Keyword:
腸腟瘻
,
術後合併症
,
保存的治療
pp.925-928
発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100690
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
腸管腟瘻は腹腔内感染症や悪性腫瘍,放射線療法後,消化管手術後などに生じ得る病態で,一般に難治性であり,外科的な治療が選択されることが多い1).しかしながら放射線療法や術後に形成された腸管膣瘻においては,腸管の骨盤腔内への落ち込みに加え高度の癒着によって腸管を大量に切除せざるを得ない症例が多く,また,術後合併症の頻度も低くない.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.