私の工夫 手術・処置・手順
腹腔鏡補助下大腸切除での直針付きナイロン糸を利用した腸管吊り上げ
森浦 滋明
1
,
小林 一郎
1
,
服部 弘太郎
1
,
吉岡 裕一郎
1
,
大城 泰平
1
,
川原 真理
1
Moriura Shigeaki
1
1八千代病院外科
pp.720-721
発行日 2004年6月20日
Published Date 2004/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100647
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腹腔鏡補助下大腸切除術において血管処理を行う際,助手が腸管を把持して腸間膜を伸展させるのが一般的である.筆者らは直針付きナイロン糸の先端にループをつくったものを用いて腸管を腹壁外より直接牽引し,腸間膜を展開する方法を考案した.安価で安全に行えて便利であるので紹介する.
用具
60mm直針付きの2-0ナイロンモノフィラメント糸の糸の先端に直径2~3cmのループをつくり,糸の長さ約15cmとする.ループは「もやい結び」でつくると緩みにくい.
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